カワズのボードゲーム備忘録

京都在住の両生類が趣味であるボードゲームについて綴るブログです。基本的には所持しているボードゲームの中でも特に好みであるものを紹介していきます。

ゾフィンズー

この世は食うか食われるかなのよ…

 

弱肉強食のカードゲームを制するのは誰だ

 

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ゾフィンズーの基本情報

プレイ人数 : 4〜7人

対象年齢 : 13歳以上(と書いてあるが大富豪にどことなく似ている為、大富豪を知っていればできる)

 

 

どんなゲーム?

よく言われているのが、変則的な大富豪。

まず全てのカードをプレイヤーに配りきります。

あとは簡単、手札を1番最初に無くせばだいたいOK

 

スタートプレイヤーがまず手札から1枚、ないし2枚以上のカードをプレイします。

 

次のプレイヤーは前のプレイヤーが出したカードに勝てるカードのセットを出さなければいけません。

 

①同じ動物のセットで、前のプレイヤーよりちょうど1枚多いセット(アザラシ2枚に対して、アザラシ3枚)これはちょうど1枚多い枚数しか出せないので注意しましょう。

②同じ枚数で、その動物に勝てるカードのセット(アザラシ2枚に対して、シロクマ2枚)

 

出せるカードがあるけど出したくない場合はパスできますし、大富豪のようにパスしたとしてもまた自分の番が来れば出す権利があります。

自分の出したカードが残ったまま自分の番が来れば親が取れるのも大富豪そっくりです。

 

違うのは、数字がないこと。

それぞれのカードには勝てるカード、負けるカードが決まっています。

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シロクマのカードを見てみましょう。

上の枠にはその動物が負けてしまう動物が描かれています。

こいつにはシャチかゾウを出せば勝てるぞということです。

このように誰かが出したカードに対して、次に何を出せるのかわかるようになっているのは親切ですね。

 

各カード

 

小魚

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】蚊

】スズキ、アザラシ、ワニ、シャチ

蚊にしか勝てないし、蚊はゾウと一緒に出すと象と同じとみなすという効果がある為、こいつの出しどころは難しいです。できれば早めに処理したいカードです。

 

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】なし
】ネズミ、ハリネズミ、小魚

単体では小魚にすら勝てない蚊ですが、ゾウと一緒に出すとなんとゾウ扱いになります。

こいつのせいでゾウの枚数は少し大目に見積もらなければいけません。

 

ネズミ

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】蚊、ゾウ
ハリネズミ、シロクマ、アザラシ、キツネ、ライオン、ワニ

6種類もの動物に負けてしまうネズミですが、なんと唯一ゾウに勝つことができるカード。終盤のゾウを止めたい所です。

 

ハリネズミ

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】ネズミ、蚊
】キツネ

キツネにしか負けない為、親が取りやすそうではありますが、キツネを温存されると困る為、いつまでも手札に残しておくのは厳しいカードです。

 

キツネ

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ハリネズミ、ネズミ
】シロクマ、ワニ、ライオン、ゾウ

赤いきつねハリネズミに唯一勝てるカードの為、温存したくなりがちですが、ゾウやワニなどの強い動物にあっさり負けてしまう為、使い所が難しいカードです。

 

スズキ

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】小魚
】シロクマ、アザラシ、ワニ、シャチ

小魚しか食えないのに天敵も多い困ったカードです。親をとって無理矢理さばくか、前手番のプレイヤーが小魚をさばくタイミングに重ねていきたい所です。

 

アザラシ

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】小魚、スズキ、ネズミ
】シロクマ、シャチ

真っ先に出されやすい魚系のカードをどちらも食べることのできる出しやすいカードです。ネズミも食べることができる為、終盤まで残ってしまっても出せる可能性がちゃんとあります。

 

シロクマ

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】アザラシ、キツネ、スズキ、ネズミ
】ゾウ、シャチ

4種類の動物に勝つことのできる上位カーストのカード。ただゾウにしか負けないワニと比べると少し弱い気がしなくもない。ワニが食えないアザラシの処理を任せたい所です。

 

ライオン

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】キツネ、ネズミ
】ゾウ

ゾウにしか負けないライオンさん。食べられる動物が少ないのが少し気になりますが、弱いカードではないです。

 

ワニ

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】キツネ、スズキ、小魚、ネズミ
】ゾウ

ライオンと同じくゾウにしか負けない上に、4匹もの動物に勝つことができる強力なカードです。

水中の動物と陸上の動物両方に勝てるので非常に使いやすいですね。

 

シャチ

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】シロクマ、アザラシ、スズキ、小魚
】なし

親絶対取るマン。何にも負けない上に4匹もの動物に勝つことができます。

ただし海の生き物達が場に出てくれないとそもそも出せない為、あまり出し惜しむのも考えものでしょう。

 

ゾウ

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】ワニ、シロクマ、ライオン、キツネ
】ネズミ

ワニ、ライオンなどの強力なカードに勝つことができる上位カードです。しかしネズミに負けてしまう為、蚊と一緒に出すなどして安易なジャイアントキリングをされないようにしたいです。

 

ジョーカー

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効果はご想像の通り。全てのカードの代わりとして使うことができます。

 

ただし大富豪のように単体で最強のカードとして出すことはできません。

あくまで組み合わせて2枚以上で出すことがルールです。

強い動物の頭数を増やすことができる為、単純に便利なカードです。手札に来たらラッキーと思いましょう。

 

 

ゲームの終了

各ラウンド1番最初に抜けた人は、プレイ人数分の得点を獲得します。

2番目に抜けた人はプレイ人数−1

3番目に抜けた人はプレイ人数−2

というように得点を獲得します。手札を残したプレイヤーは得点を得られません。

 

何回かラウンドを繰り返し、2人以上のプレイヤーが19点に達したらゲームが終了します。

その時1番得点の高いプレイヤーが勝利します🏅

 

馴染み深いルール、親しみやすい動物のナイスカードゲーム

小さい頃からキャンプなどで大富豪を好んでプレイしていた僕にとってはかなり好きなゲームです。

ドリスマテウスさんのイラストが大好きで、これだけでもこのゲームをプレイする理由になりますね。

 

機会があれば是非プレイしてほしい作品です