カワズのボードゲーム備忘録

京都在住の両生類が趣味であるボードゲームについて綴るブログです。基本的には所持しているボードゲームの中でも特に好みであるものを紹介していきます。

チャオチャオ

ジャングルにかけられた吊り橋を渡る探検者たち。

彼らはいち早く向こう側へとたどり着くために、他の探検家達を出し抜こうとします。

でも嘘はいけません。
バレたら最後、吊り橋から突き落とされ、食人植物の栄養となるでしょう…



チャオチャオ 基本情報

プレイ人数 : 2〜4人
対象年齢 : 10歳以上
プレイ時間 : 20〜30分

どんなゲーム?

ジャングルにかけられた吊り橋を渡って勝利点を得る、ブラフ&すごろくみたいなゲームです。

このゲーム、箱をそのままゲームに使用します。
こんな感じで吊り橋をかけます。↓


無残にもモウセンゴケに消化されるポーンが見えます。

他にもよくよく見るとハエトリグサやウツボカズラなどが…

雰囲気ありますね。

(※これは旧版。現在出回っているものはデザインがかなり異なるので注意してください。)


得点ボード。渡りきったコマを置いていきます。
ポイントなのは渡りきったコマを1から順に置いていくこと。
あとからゴールした方が高得点なのです。

この吊り橋、9マス進めば簡単にゴールすることができるように見えますね。

ただそう簡単には渡らせてもらえません。
通常のサイコロとは少し違う、秘密のサイコロを用います。


これ。この筒の中にはサイコロが入っていて、他のプレイヤーに出目が見えないようになっています。
出目は1〜4までと、×の目が2つです。


手番になったらまずこれを振って、自分だけ見ます。

その後出ているサイコロの目を宣言し、その数だけ吊り橋を進めます。(ブラフゲームなので、もちろん出ていない数字を宣言することもできます。)


そうしたら他のプレイヤーのやる事は1つ。
嘘か、嘘でないかを判断するわけです。

因みに嘘であると宣言できるのは早いもの勝ち

×の目

正しい数字だけ宣言して手堅くいこう…などと考えている不届きものを困らせる×の目。
この目が出たら必ず嘘をつかなければなりません(×の目が出た!ではなく、必ず数字を宣言する必要がある。)
ダウトされたら当然即死するので、宣言する数字には細心の注意を払いましょう。

チャオチャオ

嘘だと宣言したプレイヤーは出目が変わらないようにそっと秘密のダイスの筒を手元に持ってきて、出目を確認します。そして…

嘘ではなく本当だった場合は自分のコマが死にます。

宣言が嘘だった場合は、チャオチャオ!と高らかに宣言し、相手のコマを突き落とします。

そして、自分のコマを相手が宣言した数だけ進めます。
ダウトにメリットがあるということですね。

因みに誰も疑わずに「嘘だ!」の宣言が無かった場合は、サイコロの目を振ってわからなくしてから次の手番のプレイヤーに渡します。

自分のコマが突き落とされた場合は、橋の1番最初の所にストックからコマを置きます。ストックが1つもなければ何もできません。

終了条件

①誰か1人が3つのコマをゴールさせた場合。即座にそのプレイヤーが勝利する。

②誰も3つのコマをゴールさせることができず、手持ちのコマが無くなってしまった時。
この場合はゴールした順番に応じて得点が入っているはずです。これの合計が大きいプレイヤーが勝利します。



チャオチャオ!が不快にならない気心の知れたメンバーで是非

このゲーム、連続でチャオチャオされるとなかなかフラストレーションが溜まりますが、所詮はサイコロゲームだと割り切って軽ーく楽しむのがおススメです。


「4」

「うーん、よかろう」

〜次手番〜

「4」


「そんなうまい話があるか!嘘だ!」

「チャオチャオ〜」

さらに次手番

「4」

「なんだと…ナメてるな?嘘だ!」


「チャオチャオ〜」


「あぁぁああああぁあ!」

こんなこともあり得ます。
軽いゲームなのです。

新版が簡単に手に入ります。

チャオチャオ (Ciao,ciao) (日本語箱) ボードゲーム

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