カワズのボードゲーム備忘録

京都在住の両生類が趣味であるボードゲームについて綴るブログです。基本的には所持しているボードゲームの中でも特に好みであるものを紹介していきます。

サメ警報!!!

アメリ東海岸の小さな港町、アミティ。

この平和な港町に無残な死体が打ち上げられた。

警察署長ブロディは、死因をサメの襲撃によるものだと断定し海岸の閉鎖を求めるが…


ティーブンスピルバーグ監督の押しも押されもせぬ傑作、『ジョーズ』のあらすじです。

ジョーズ (字幕版)

ジョーズ (字幕版)


冒頭の女性が夜の海に消えるシーン、沈められた船で死んでいる漁師が見つかるシーン、終盤に漁師が咀嚼されるシーンなど、トラウマになりそうな場面がてんこ盛り(小さい頃に見たのでよく覚えています…。)の映画ですよね。

あまつさえビート板(?)のようなものでサーフィンの真似事をしていたら海で溺れてしまったという経験もあるので、完全に海がトラウマになってしまっているカワズです。
この映画は怖いですが、ディープブルーなんかは好きなサメ映画の1つですし、今でもたまーに観たりします。

ディープブルーはかなり面白いサメ映画です。サメでもヘリを落とせるということを証明しました。


皆さんはどんな好きなサメ映画が好きですか?(家の中にいたり核エネルギーを持っていたり、挙げ句の果てには竜巻に乗って襲いかかって来たりと、最近のサメ映画はぶっ飛んでいてある意味面白いですよね)

今回はそんなサメをテーマにした、軽くて面白いゲームを取り上げたいと思います。イルカもいるよ🐬

サメ警報 基本情報

プレイ人数 : 2〜5人
対象年齢 : 8歳以上
プレイ時間 : 10〜15分

どんなゲーム?

サメカード、イルカカードだけを使ったシンプルなブラフゲームです。


勝利条件は以下の通り。

・表向きのイルカカードを自分の前に7枚集める。
・他のどのプレイヤーよりも3枚以上多く表向きのサメカードを自分の前に集める(サメ警報!)
・上記のサメ警報!が発令された時に自分の前にあるカードが1枚も表向きでない場合、チャレンジすることができる。このチャレンジで5枚のイルカカードを連続して表向きにする。

表向きとはなんぞや、となると思いますが…


使用するカード。本当にサメ🦈とイルカ🐬しかありません。
絵柄はそれぞれ違っていてオシャレです。


とりあえずこのカードをよく混ぜてから、各プレイヤーに3枚ずつ配ります。
残りは山札になります。


スタートプレイヤーから、カードをプレイしますが、最初の1巡は全員裏向きに自分の前に伏せて置いておきます。(減った手札は補充してください。)

2巡目からはプレイヤーは以下の3つのアクションのうち1つを選んで行います。


①手札からカードを出す。
手札から自分の前にカードを伏せた状態で置きます。その後手札が3枚になるようにカードを補充し直します。
ここで一度伏せたカードは表向きにするアクションをするまで確認できない。
覚えておく必要があります。



②自分の前にある裏向きのカードを1枚表にする。
これは簡単です。自分の前に並べてある裏向きのカードを1枚表にします。
このゲームは自分の前にサメかイルカを沢山並べたら勝ちというゲームなので重要なアクションになってきます。

③他のプレイヤーの前にある裏向きのカードを1枚表にする。
自分の前にサメカードが1枚でも表向きにあれば、他のプレイヤーの前に伏せてあるカードを1枚表向きにできます。

「これをやるメリットは?」

「②のアクション、つまり自分のはただ表向きにするだけなんだけど、③のアクションは処理が少し特殊なんだよね。」

③のアクションで表にしたカードがサメ🦈だった場合
サメカードを取って自分の前に表向きのまま置きます。そしてカードを1枚山札から引き、裏向きのまま相手の前に置きます。

「勝利条件の1つであるサメを奪って、なんだかよくわからないカードを相手にあげるってことね」

「一応、山札が切れていた場合だけ相手の手札から1枚選んで伏せるという例外があるけど、基本的には山札から謎のカードが追加されるということだね。イルカなのか、サメなのか。」

③のアクションで表にしたカードがイルカ🐬だった場合

表向きにしたイルカカードを自分が獲得し、代わりに自分の前に表向きになっているサメカードを1枚、相手プレイヤーの前におきます。

「あれ、サメを相手に渡してしまうのか…。」

「イルカを7枚集めたら問答無用で勝ちだから嬉しいんだけど、サメ警報が発令される可能性が高まるのは悩ましいよね〜。」


こうやって各プレイヤーがアクションを順番に行なっていきます。
一度表向きにされたカードが裏向きになることは2度とないので、そのうちイルカを7枚表向きにしたい人サメを沢山集めてサメ警報を発令したい人がわかるようになってくるわけです。

イルカを集めたい人は自分の前にイルカを置いて、表向きにして…とやりたいところですが、サメを表向けている人に攻撃されたらせっかく伏せたカードを奪われてしまう。といったこともあります。

勝利条件の3つ目にある通り、サメ警報の後に5連続イルカをめくることができれば警報を無視して勝利できますが、これを成功させることができたらさぞ気持ちいいことでしょう。
表向きのカードが1枚でもあったらチャレンジ自体できないので、成功させるのは至難の技ですが…

アイツの海域に飛び出ている背びれはサメかイルカか。

相手が集めているのはサメか、イルカか。伏せるカードの種類はその2択しかないのに、非常に悩ましいゲームです。

個人的には絵柄の可愛さもポイントですが、箱が小さいので(ごきぶりポーカーとかと同じようなサイズです。)場所を取らないこともGOODだと思います。

サメ映画好きな方、いかかでしょうか?(笑)