ファブフィブ
嘘をつかねば仏になれぬ
という言葉があるように、人間生きていればどんなに立派な人でも必ず嘘をつく機会があることでしょう。
真実を言ってしまうよりも嘘をついた方が、相手の心の傷を浅くできる「いい嘘」なるものも存在しますが…
今回ご紹介するゲームでつく嘘は相手を騙す嘘。
おなじみブラフゲームのファブフィブです。
- 出版社/メーカー: ニューゲームズオーダー
- メディア: おもちゃ&ホビー
- 購入: 1人 クリック: 21回
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新版のデザインはコミック調で非常に可愛らしいし、カードの質もよく、おまけに安い。
それでいてすごく面白いのだからブラフゲーム好きならマストバイ、超優秀なカードゲームです。
ファブフィブ 基本情報
プレイ人数 : 3〜10人
対象年齢 : 10歳以上
プレイ時間 : 20〜30分
どんなゲーム?
最初に配られた3枚のカードを全員でぐるぐると回していき、最初に嘘を見破られたプレイヤー、もしくは正しいのに嘘と判断したプレイヤーがライフポイントを失います。
ライフポイントを全て失ったプレイヤーから脱落していき、最後まで残っていたプレイヤーが勝利します。
まずはライフゲージ。
裏表で合計12マス。
これが無くなるとゲームから脱落します。
負け抜けゲームです。(これが欠点といえば欠点。決着がネガティブなのです。)
この辺は現在流通しているファブフィブの方が親切です…(カードだけで表せる&オモテ面だけで12のライフを表せる。)
スタートプレイヤーはまず、山札の上から3枚を見ます。
こんな感じでした。
内容を確認したら数字を必ず降順になるように宣言します。
つまりその手札で作ることのできる最も大きな数字を宣言するわけです。
つまりこの場合なら、841が正直な宣言ということになります。
宣言をした後、左隣のプレイヤーにそのカードを伏せて渡します。
「正直な宣言?」
「そう、これはブラフゲームだからね。嘘をついたっていいんだよ。」
「なんで嘘をつかなきゃいけないの…?」
「それはねぇ…」
さて、カードを伏せられた左のプレイヤーですが…
ダウトするか、カードを受け取るかを選ぶことができます。
ダウトをした場合、成功、失敗によってどちらかのプレイヤーがその時のカード3枚に書かれているこのコインのようなマークの合計数だけ失点します。
3枚も書かれているのでこれだけで3失点。ライフは12しかないのでこれは痛い。
オープンして相手が嘘の数字を宣言していた場合はダウト成功✨。オープンして宣言した数字通りだった場合はダウト失敗💀です。
先ほどのカード群だと描かれているコインは合計3枚なので、3失点で済みますね。
このゲームのキモは、ダウトをしない場合。
カードを本当だと認めて受け取った時です。
まず受け取ったカードを確認し、任意の枚数手札を捨てることができます。
手札を捨てた場合は新たに山札からカードを3枚になるように補充します。
※手札交換をする場合、捨てるカードは裏向きのまま捨てます。
交換が終わったら、更に左隣のプレイヤーにカードを渡すのですが…
この時、前のプレイヤーが宣言した数字より必ず大きい数字を宣言しなければならない。
これにより宣言した数字がドンドンと膨れ上がっていき、嘘をつかざるを得ない状況まで追い込まれていきます。
9のカードなんてもっちゃいないのに900以上の数字を宣言して、受け取ってしまった相手を苦しめたりすることもできます。
このカードの受け渡しを誰かが失点するまで続け、失点した人からまた新たなカードを3枚引いて、最初と同様に「数字の宣言+左隣に渡す」を繰り返します。
ライフを失った人から脱落していき、最後の1人になった人が勝利します。
特殊ルール
非常に稀ですが、0が3枚揃う時があります。
この時プレイヤーは1000を宣言することができます。
1000を宣言したプレイヤーはなんと、任意のプレイヤーをライフの数に関係なくゲームから脱落させることができます。
あんまりだ!
これが奇跡の役、1000。ライフなんか関係ない、即死である。
滅多にあることではないので、揃えたプレイヤーには素直に拍手を送りましょう…(笑)
バリアントルール
このゲーム、公式ルールは負け抜けなので大人数でやる時は最初の方に脱落してしまったプレイヤーが暇になってしまう危険性があります。
ですので時間短縮も兼ねて以下のバリアントルールを適用するのも1つの手です。
ライフポイントを失ったプレイヤーが◯◯人になったらゲームを終了します。
その時点で最も多くライフポイントが残っているプレイヤーが勝利します。
同点なら勝利を分かち合います。
とはいえ1人だけバシバシとダメージを受け続け、複数人が無傷の場合もあります。
よいバリアントルールをご存知の方は是非教えていただきたいです。
名作ブラフゲーム。覚えやすいルールと抜群の面白さ。
ある程度の人数が集まってこそ真価を発揮するゲームと言えます。
たまに間違えて降順で宣言するルールを忘れ、一発で嘘を見抜かれてしまうということもありますが、そういったアクシデントがあるからこその面白さであると言えるかもしれません。
数あるブラフゲームの中でもかなり面白く、しかも安価なので非常に優秀です。
多くのボードゲームカフェでプレイできますし、所持している人も多いゲームなので、是非一度プレイしてみてください。
ニューゲームズオーダーはこのような可愛らしいイラストで面白いゲームを沢山販売しています。
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※近年ボードゲームの海賊版が通販で出回っていたという事例がありました。購入する際は販売元が信用できる所かどうかを一度確認することを強くお勧めします。どうしても不安な時は店頭で買うのが1番ですが、通販を利用する際は被害を受けないように慎重に購入するようにしましょう。