酔いどれ猫のブルース
♪アメリカ南部の片田舎 そっと耳をすませてみれば
聞こえるはずさ ネコ科のブルース
イカしたやつらで四重奏組んで、ネズミをつまみに一杯やろう♪
酔いどれ猫のブルース 基本情報
プレイ人数 : 2〜6人(3人がおススメです。)
対象年齢 : 10歳以上
プレイ時間 : 30分
難易度 : 説明書がわかりにくいが、やってみると簡単🐈
どんなゲーム?
酔いどれ猫のブルースの基本は競りゲームです。
使うのはこんな猫ちゃんカード90枚🐈
数字が1〜5のカードとジョーカーという内容
なお、緑とか青とか色とりどりのカードがありますが、これらの色に意味はありません。
ゲームで参照するのは書かれている数字だけです。
それと、ネズミが描かれた得点カード。
これか山札が枯渇したタイミングでゲームが終了します。
最初に一定枚数カードが手札として各プレイヤーに配られており、そのあと山札からカードがオープンされます。
1枚ずつ山札をめくっていき、ジョーカーもしくは既に出た数字が出たらめくるのをやめます。
山札を順にめくって、4のカードの2枚目が出た為、ここでストップです。
これが今回競る対象となるカードです。
また、ジョーカーが出た場合も山札の公開を終了しますが、その場合は全員山札から1枚ドローできます。(臨時収入です。)
競りの入札
競りはスタートプレイヤー(このゲームではバンドリーダーと呼びます)の左隣のプレイヤーから入札していきます。
入札はお金の代わりに自分の手札を使って行います。
入札方法には次の2種類があります。
①同一数字の猫カードで値をつける
例えば、「2を2枚!」とか「3を2枚!」という風に手札にある同じ数字のカードで値段をつける方法です。
なお、数字が小さくても枚数を多く用意すれば前より高い入札ということになります。
「5を2枚」より「1の3枚」の方が高い値付けということです。
②全て異なる数字の猫カードで値をつける
全て異なる数字のセットで値段をつけることもできます。
その場合は「バラの◯枚」と宣言します。
また、バラでの入札は枚数が同じの場合、①の入札より弱くなりますので注意してください。
つまりバラ2枚は1の2枚より弱い。揃ってる方がいいのです。
競りはパスすることもできますが、パスをするとこのセットの競りには参加できなくなります。
競り勝ったプレイヤーは競りに使ったカードを捨て札に置き、今回公開されていたカードを獲得します。
ではこうやってカードを集めて何をするか?
それがこのゲームのポイントとなります。
カルテットの公開
自分が競りで勝利した瞬間に限り、得点カードを受け取れるチャンスがやってきます。
それがカルテットの公開です。
競りで勝利した時、手札に同じ数字の猫カードが4枚揃った場合、任意でカルテットの公開を行うことができます。(競り用に温存してもかまいません。)
4のカードが手札に4枚揃いました!カルテット宣言をします。
そうするとこのカードは捨て札になり、得点カードを4枚(カードの数字分だけ。5なら5枚、2なら2枚)獲得します。
そう考えると、カルテットはできれば4か5の猫で組みたい所ですね。
競り勝ったバンドリーダーが新たに競りの対象となるカードを山札からオープンします。これを繰り返し、山札か得点カードが無くなったらゲーム終了で、1番ネズミの得点カードを持っているプレイヤーが勝利します。🐀
ジョーカーの存在
さて、このゲームにおいてジョーカーは非常に便利な反面、使いすぎると致命傷を負いかねないリスキーなカードとなっています。
ジョーカーは競りにおいても、カルテットにおいても、好きな数字のカードとして使用することができます。
ただし、他のカードとは違い、使用したら捨て札ではなく自分の前に公開しておきます。
ジョーカーに頼りすぎるとどうなってしまうかというと、このカードをゲーム終了時に1番多くもっているプレイヤーは5枚得点カードを返却しなければならないというペナルティを受けてしまいます。
この失点は非常に大きく、これを被って勝つのはちょっと難しいでしょう。
とはいえ、ジョーカーは使わずに手札にあったとしても最後1枚としてカウントされてしまうため、使わないようなプレイングをしても無駄なのです。
「引いちゃったらどうしようもないじゃん!」
そう思うかもしれません。
ただ、このジョーカーを処理する方法があります。
それはジョーカー4枚でカルテットを組むこと。
ジョーカー4枚でカルテット宣言をした上で得点を得ないことを選択すると、捨て札にすることができるのです。
(もちろん5得点を得ることもできる。一気に公開されるジョーカーが4枚も増えますが、ジョーカー1位にならない自信があるのならアリです。)
この仕組みをうまく利用して、ジョーカー最多を免れましょう。
手軽な競りゲーム、そして可愛い猫
競りゲームというのは相場観をつかむのが難しく、最初に入札する人は迷いがちですよね。
ただ、このゲームは競りの値付けに用いるカードと競り合うカードが同じなので、そんな大きな損はしない仕組みになっています。
(例えば、1のカードを5のカード2枚で競り落とすってことはほとんどないでしょう。)
テーマとなっている猫もイラストに味があっていいゲームだと思います。手に入りやすいのも好印象です。
ただ個人的には5人、6人プレイはあまりオススメしません。
3人でやるのがいいゲームだと僕は思います。