パクパク
昨日とは過去のもの
明日とは未知のもの
今日の日は儲けもの
それは天の贈りもの
突然ですが、皆さんはカンフーパンダという映画をご存知ですか?
ふとっちょで冴えないパンダのポーが、ひょんなことからカンフー界では伝説の存在である龍の戦士に選ばれ、凶悪な脱獄囚であるタイ・ランと闘うことになる…
というストーリーです。
カンフー映画ならではの軽快なアクションに加えてコメディ要素をふんだんに盛り込んだ名作です。
カンフー映画にはだいたいカンフーの修行シーンがあると思いますが、この映画の修行シーンは少し変わっています。
食べるの大好きポーのモチベーションを保つ為かはわかりませんが、師匠と箸を使った肉まん?の奪い合いを行うのです。このシーンはスピード感があって非常に面白いです。
今回はそんな修行のワンシーンを彷彿とさせるボードゲームどんなやを紹介します。
パクパクの基本情報
プレイ人数 : 2〜8人
対象年齢 : 8歳以上
プレイ時間 : 実力次第
どんなゲーム?
リアルタイム制のバランスゲーム
というべきでしょうか。バランス感覚と運がモノをいうパーティゲームになります。
使用するものは…
①特殊なサイコロ。
パンダ、食器、1、2の目があります。
1とパンダが2つずつですね。
②食器
食器です。皿、ボウル、カップの3種類あります。
お分かりかと思いますが、これを積み上げていくことになります。
因みに説明書には、実際の食事に使用するのには適していないとあります。当たり前だ
③アジアな失点チップ
アジアな雰囲気が漂う失点チップです。
誰かが最初に10失点するとゲームが終わります。
④アジアな食卓
バンブー製っぽいアジアな食卓です。
ここに食器を積んでいきます。
ゲームの流れ
流れとしては、各プレイヤーにできるだけ均等になるようにサイコロを分配します。
※これはプレイ人数によって異なります
その後、何故か全員で3まで数え、パクパクと言います。
その後、サイコロを持っているプレイヤーはそれを振ります。
パンダの目が出たら?
ラッキーです。左隣の人にダイスを渡します。
この時自分の手元に1つもサイコロが無かった場合は、右隣の人からサイコロが渡されない限り、ゲームを傍観できます。
食器の目が出たら?
非常に苦しいですが、食器の1つからストックを取って、中央の場にある食器の山に重ねます。崩したら失点します。
数字が出たら?
今のところは何も起こりません。振り直しですね。
簡単に言えばパンダが出るまで振り直し、食器を積み…を繰り返します。
誰かが食器を崩してしまうか、1人の人が一定以上のサイコロを手元に持つまでラウンドが続きます。
1ラウンドの終了
プレイ人数によって違いますが、1人の人が一定以上のサイコロを手元に持っているか、誰かが山を崩してしまった時、一旦ゲームは中断します。
ゲームを中断させたプレイヤーはサイコロを全部振り、出た数字の数だけ失点します。
この失点が10に達してしまった人が現れた時、最も失点の少ない人が勝利します。
サイコロの数字は2が最大で、5個あるので理論上は一撃死もありますね。
なおタイブレークですが、同点の人同士が順番に食器を積んでいって、最後まで崩さず残っていた人が勝利する。という身も蓋もない内容となります。
ジェンガやヴィラパレッティのように、派手さはない。が…
このバランスゲームのよさはズバリ、わちゃわちゃ感です。
あんまり食器を丁寧に積んでいると、サイコロが全部自分に回ってきてぎゃふん…となるからですね。
みんな焦って崩しまくります。
食器はとても小さく、こんなもん積めるか!といいたくなりますが、4人くらいで集まった時に息抜きとして悪くないゲームなんじゃないかなと思います。
デザイナーはボザ。
セブンワンダーや花火の人ですね。その2つはどちらも苦手なゲームなのですが…
あと、これの他にもう一つパンダをテーマにしたタケノコというゲームもデザインしている方です。
タケノコはかなり面白いゲームなので、そちらもプレイしてみてはいかがでしょうか?