マンモス (絶滅ダウト)
原題は地味で邦題はあまりにそのまんまのタイトルな上にフォントもダサい
という悲しみを抱えたカードゲームです。
ただし名前だけでゲームを判断してはいけません。
このゲームは他のブラフゲームとはひと味違った魅力をもっているので、そこの所を紹介できればと思います。
マンモス(絶滅ダウト)の基本情報
プレイ人数 : 3〜7人
対象年齢 : 7歳以上
時間 : 20分
どんなゲーム?
最初に言った通り、ブラフゲームです。
使用するカードはこんな感じ。
2のマンモスから9のネズミまで
8種類の動物カードがいます。
一部のカードは人数によっては抜いてプレイします。
また、このカードは絶滅判定に使うだけのカードなので、プレイヤーには配られません。
実際に使うのは下のようなカードです。
まぁどっちゃりとあります。
カードに描かれている数字は、その動物が全部で何枚あるかを表しています。
これを人数によって定められた枚数配り、手札を1番最初に全て処分できたプレイヤーが勝利します
手番になったら1〜4までの範囲で任意の枚数伏せてカードを出します。
この時動物名を宣言する必要があります。
「7のリスを出す。3枚」
この時、伏せるカードの中が全部リスである必要はありません。
1枚も入ってなくても出すことができます。
そうすると隣のプレイヤーは、その宣言に対してダウトするかしないかを選択する権利が与えられます。
ここからが重要です。
まずダウトしない場合は、前のプレイヤーが宣言した動物と同じ名前を宣言し、手札から1〜4枚カードを選んで伏せます。
「リスって7枚もあるんでしょ?3枚くらいありそうだからダウトしない。リス」
そしてダウトする場合。
前のプレイヤーが伏せたカードの中から1枚だけ選択し、表にします。
そして宣言通りだったらダウト失敗。それまで場に出されていたカードを全て引き取ります。
もし宣言と異なった動物がめくられたら、ダウト成功で、嘘つき野郎がカードを全て引き取ります。
おわかりでしょうか。
例えば4枚伏せたカードのうち1枚しか宣言通りの動物を含めていなかったとしても、その1枚がめくられれば宣言通りとみなされるのです…
「クマ」
「クマ」
「クマ」
カワズ「全体で3枚しかないのに、そんなアホな。ダウト!」
しかし手札が増えすぎてしまったプレイヤーへの配慮も一応あります。
手札に同じ数字の動物が全部揃った時、「絶滅!」と宣言できます。マンモスなら2枚、クマなら3枚全部集めてしまった時に宣言できます。
このカードは先ほどの絶滅判定に使うカードの下に置き、ゲームから除外されます。
絶滅判定カードは裏返すとセピア色になっています。
マンモス?あぁ、そんな動物もいたなァ…
特殊なカード
これらに加えて、恐竜カードがあります。
これらはダウト宣言時にめくられると様々なことが起こります。
全ては説明しませんが、既に出ているカードを全プレイヤーに分配したり、カードを除外したりする効果があります。
凶悪なのはトリケラトプスで、任意のプレイヤーに現在出されている全てのカードを押し付けることができます。
あまりに理不尽な攻撃なので直接攻撃が苦手なプレイヤーがいるなら、抜いた方が無難です。
こうしてどんどん手札を伏せたり、絶滅宣言したりして最初に手札がゼロになったプレイヤーが勝利します。
また、最初に手札を0にしたプレイヤーに対しては必ずダウト宣言をします。
その上でその宣言が本当だったらゲームに勝利できるというわけです。
お手軽ダウトゲーム。運の要素も強いのでそんなにギスギスしない。
個人的には可愛らしいイラストが好みですし、息抜きにプレイするにはいいカードゲームなんじゃないかなと思います。
欠点は邦題ですが、プレイする分には関係ないのでよしとします。
小箱で安価な為、興味があれば是非プレイしてみてください。