カワズのボードゲーム備忘録

京都在住の両生類が趣味であるボードゲームについて綴るブログです。基本的には所持しているボードゲームの中でも特に好みであるものを紹介していきます。

ピノキオ

ピノキオといえば嘘をついて鼻が伸びるあの童話がよく知られている。

嘘をつくと鼻に影響が出るというのは本当で、緊張で鼻周辺の体温が上がるんだとか。
更に近年の研究では、鼻の体温が上がることによってむしろ鼻は縮んでしまうという結果が出たという…

本日はエイプリルフール。各所でいつもより鼻の縮んだ人々が見られるかもしれない。

ピノキオ 基本情報

プレイ人数 : 2〜6人
対象年齢 : 6歳以上
プレイ時間 : 約20分

どんなゲーム?

手札のカードを中央部にプレイしていきます。
このゲーム、簡単に言うとダウトそのものです。

嘘をつきながらカードを出していき、見破られないようにしていくゲームなのです。


カードはこんな感じ

の服カードがあります。
オーバーオール(ズボンと呼んでいました。)、シャツ、靴、リボン、帽子です。

カードを場に出すときは、色と種類を宣言し伏せておきます。

「黄色の靴!」とかね


それに対して次の出番のプレイヤーがダウトするか否かを決めます。

もちろんダウトした場合はそのカードを表にします。



そしてこんなカードがあります。
各プレイヤーが持っているピノキオ

そして鼻カード。大量にあります。

ダウト成功したら嘘つきの鼻が伸びますし、ダウト失敗したら自分の鼻が伸びます
疑う=嘘なのか…?


なんかビジュアルが笑えます(笑)


ダウトしない場合は同じ洋服で違う色のもの同じ色の別の洋服をプレイします。
ダウト権は常に出したプレイヤーの次のプレイヤーしかありません。

洋服カードは配りきりですが、だんだん手札が少なくなってくるともう嘘をつくしかなくなります。

最後の洋服カードが出された時に、1番鼻が伸びていないプレイヤーが勝利します。

あまりに簡単なルールです。

ただのダウトだが、テーマがピノキオなのが滑稽で面白い。

特徴的なルールは全くなく、トランプでもできますが、これはもう絵柄の勝利でしょう。

ピノキオの鼻が際限なく伸びていく様は非常に楽しいです。


もちろん欠点もあって…

こういったダウトゲームにはありがちですが、全くダウトしないプレイヤーが出てきます。
そして案外そういったプレイヤーが勝利します。
嘘か本当かの駆け引きを楽しむゲームなのに勝利のためにダウトしないプレイヤーが増えると…

全員で淡々とカードを出し続けるという無茶苦茶面白くないゲームになってしまいます。

もちろんゲームとして勝利を目指すのは当たり前ですし、そういった意味では欠陥のあるゲームであると言えます。

シャレがわかるプレイヤーとプレイすることが大切なゲームです。