カワズのボードゲーム備忘録

京都在住の両生類が趣味であるボードゲームについて綴るブログです。基本的には所持しているボードゲームの中でも特に好みであるものを紹介していきます。

モーレア

エバ(ようこそ!)

ここは南の島、照りつける太陽☀️とヤシの木🌴の下
貝殻、木材、魚などの資源を集めてより価値の高い生産物や建築物を手に入れましょう。


皆さんも気軽に南国気分を味わって見ませんか?


モーレア 基本情報

プレイ人数 : 2〜5人
対象年齢 : 8歳以上
プレイ時間 : 30分

小さい頃にハワイに行ったのですが、殆ど覚えていません。
でも物心ついてから行ったハワイアンズは今でも輝かしい思い出として残っています。
今も行こうと思えば行けるのですが、プールよりかは温泉を優先する精神はもうオッサンです。

どんなゲーム?

カードゲームです。
セットアップするとこんな感じ。

資源カードの山、道具カードの山、生産物カードの山の3つに分かれています。

資源カードの山は上から3枚、生産物カードの山は上から10枚が場札となって置かれています。
※道具カードの山は常にオープンです。



1番基本となるカードがこれ

資源カードです。
貝殻、木材、竹、粘土、魚
この5種類です。
これを集めてよりよいカードと交換していきます。

手番は時計回りで行い生産物カードの山札から場に補充できなくなったら最後の一巡をして終了します。

手番に行うことは以下の3つです。


①資源カードを引く。
資源カードの山札の上から1枚引きます。これは強制です。

「ん?セットアップの時に表にしたやつは選べないの?」

「チケライやってると間違いそうだけど、最初のうちは①では選べないよ。あとで道具カードを作れば選べるようにはなるけど。」

「見えてるのにとれないのね…」

②アクションを行う(任意。パスも可能)

アクションには以下の選択肢があります。


・資源カード2枚で表向きになった資源カード1枚を取得する。

手札から任意のカードを2枚捨て、表向きにされている資源カード3枚のうち1枚を手札に加えます。その後山札の上から新たに1枚を表向きにしておきます。

「え〜…オープンされているのを選ぶには手札を2枚も捨てないといけないの?苦しい…」

「かといって闇雲にドローし続けても狙った資源カードを手に入れるのは大変だし…。」

「カードを捨てなくても表向きのカードを取れる道具カードっていうのがどういうものかは後で説明してもらうね。」


・手札のカードを場の生産物カードと交換する。

カヌー、小屋、陶器のカードを、手札から必要な資源を捨てることによって獲得します。

「ん?生産物カードは勝利点として手元に置いておくんじゃないの?」

「上の3つだけは例外で、これを集めることによってより強い生産物カードを手に入れることができるんだよ。」

「ちょっといい資源ってことね。でもこの3枚は生産物カードだから、資源カードと裏面のデザインが異なるね。」

「あ、本当だ。何枚持ってるかバレバレじゃないか。」


・生産物カードを取得する

生産物カードを見てください。
取得するのに必要な資源はカードの下部に書かれています。

この生産物カードを獲得した時に使用した資源カードは捨て札に置きますが…
カヌー、小屋、陶器、つまり生産物カードを使って獲得した場合は使用したカードをゲームから除外します。

「これが最終的に集めるものだね。」

「資源カードを使って手に入れる生産物カードよりも、生産物カードを使って手に入れる生産物カードの方が強く見えるね。」

「でもそれだけ手間がかかるよ」

・道具カードを取得する。

同じ種類の資源カードを、道具カードの下部に書かれているカードマークの数だけ集めて、道具カードを取得することができます。
そしてそれぞれの道具カードについては、各プレイヤー1枚までしか持つことはできません。

「お〜。で、どんな効果があるの?」

道具① かご

手札上限が8枚になります。(通常6枚)
余分なカードはターン終了時に捨てなければならない為、手札上限が増えるのは嬉しいです。
1種類の資源カード3枚を捨てて取得することができます。


道具② 槍

これを持っていると、①のドローフェイズに表向きになっているカードを選んで手札に加えることができるようになります。
1種類の資源カード4枚を捨てて取得することができます。

「これか!3枚のうちから選べるのは大きいなぁ」

「相性のいい道具カードもあるんだよ」


道具③ 漁網

このカードを持っていると、魚をジョーカーとして扱うことができます。
1種類の資源カード5枚を捨てて取得することができます。

「な、なに〜?」

※注意点

・道具カードを取得するときに同種類のカードの一部を魚で代用することはできません。

・倉庫(後述)に置く際には魚をジョーカーとして扱うことはできません。

・魚は貝殻や木材などにはなりますが、カヌーや陶器などの生産物カードとして扱うことはできません。

「まぁカヌーとかの生産物カードとして使えたら強すぎるし、当たり前だよね。」

道具④ 手押し車

資源カードを引く際、これを持っていると任意で2枚目を引くことができます。
1種類の資源カード6枚を捨てて取得することができます。

「なんと、槍カードとの相性がバッチリだね。」

「しかも1枚表向きのカードから選択すれば、即座に山札からカードが補充されるから、2枚目も3枚から選択できるんだよね。」

「でも手に入れるには同じ種類のカード6枚かぁ〜(笑)まず手札上限を上げる道具カードを獲得しておかないと…」



・1枚以上の資源カードを倉庫に置く。
1アクションを使って自分が持っている倉庫1つの下にカードを重ねます。
これは後で得点になります。

「どゆこと?」

「生産物カードの中には倉庫というのがあって、このアクションを使ってそこに自分の手札のカードを入れていくんだよ。そうすると得点が入る」

「つまり倉庫を持っている人だけができるアクションだね?」

「そういうこと。得点は倉庫以外でも取れるからね〜。」


アクションは以上。最後に
③手札上限の確認

かごを持っていないプレイヤーは6枚を超えた手札を持つことはできません。
超えていた場合には余分なカードを捨てます。
これを終えた後、次のプレイヤーの手番になります。



「ねぇ、他にどんな得点方法があるの?」

「基本的には生産物カードを買って得点するよ。亀の甲羅マークの中の数字を最後に合計するよ。」

「これだったら木の資源カードを4枚払って、最後に6点手に入るってわけだね〜。」

「他にも様々な生産物カードがあるよ。しかしいい雰囲気だね〜。」


「これはこのカードを何枚集めていたかによって得点が伸びていくカードだね。」
「5枚集めたら20点か…貝殻2枚で手に入るし、おもしろそうだね。」


「これ何?2点しか入らないんですけど?その割には木の資源カードが4枚もいるし…」

「これは便利なカードだよ。真ん中に木のアイコンが書いてあるでしょ。つまりこれ以降常に木の資源カードを1枚持っているという扱いになるんだよ。」

「すごい!欲しいね」


「そんでこれが倉庫カードだね。これだと木のカードをアクションの時に保管しておくわけか」

「そうそう。中には生産物カードを保管して置く倉庫もあるし、そっちはより勝利点が高くなってるよ。」

「だんだんと倉庫とか増えて発展していく感じがいいね。」

ゲームの終了

生産物カードの山が尽きた時、手元に置いてある生産物カードの得点を全て計算します。
そして最も得点の高いプレイヤーが勝利します。

資源をよりよい資源、生産物に…!まさに南国の煌き!


宝石の煌きのように割引クーポンがバンバン溜まっていくという感じではありませんが、道具カードで手札や資源カードに余裕が出てきて、生産物カードをバンバン取得していけるようになると滅茶苦茶面白いです。

南国テイストのゲームが好きな僕。
色眼鏡で見ているかもしれませんが、名作だと思います。

箱はそんなに小さくなく持ち運びに関しては微妙ですが、カードゲームとは思えない濃密な時間を味わえる南国の煌き、もといモーレア 。
是非プレイしてみて下さい!