カワズのボードゲーム備忘録

京都在住の両生類が趣味であるボードゲームについて綴るブログです。基本的には所持しているボードゲームの中でも特に好みであるものを紹介していきます。

Sweet Honey,Bee Mine!

は。

突然ですが、皆さんはホットケーキを焼いた時、何をつけて食べますか?🥞

僕はバターだけで食べるのが好きなのですが、中にはアイスクリームを乗せたり、シナモンをかけたりする人もいるようです。

そしてなんといってもメープルシロップ蜂蜜などをかけて食べる人が多いような気がしますね🐝




ハチと言えば…
みなしごハッチというアニメーション作品が心の中に強く残っています。
スズメバチに襲われ、母である女王蜂と生き別れてしまったハッチが、困難を乗り越えつつ母を探すといったストーリーのアニメーション作品です。
物語ではハッチと関わった虫が次々に命を落としていきます。悪い虫との争い、天敵の出現など。
儚い虫の命がリアルに描かれており、可愛らしいキャラクターの見た目からは想像できないほどの重いストーリーです。


個人的にアントブリーやバグズライフなどの小さな虫達にスポットをあてた作品が好きなのもあって、また見返したいなァと感じていますね。とはいえかなり長い作品。ケーブルテレビの番組で見ていた頃も、(いつ終わるんだ?)と思っていました。

今回はそんなハチとハチミツをテーマにした甘そうで甘くないゲームの紹介です。


Sweet Honey,Bee Mine! 基本情報

プレイ人数 : 2〜6人
対象年齢 : 8歳以上
プレイ時間 : 15分

どんなゲーム?

ハチミツチップを失わないように規定ラウンドを凌ぎきるゲームです。

内容物。まずはカードです。
1から10までの数字が書かれており、そのカードが何枚あるかもその数字で示されています。
また、カードの裏面にも少し特徴があります。
1〜5のカードにはLow、6〜10のカードにはHighと書かれているものがあります。
もちろん何も書かれていないノーヒントのカードもあります。

レトロな雰囲気のいらすイラストが素晴らしいです。
あなたのスウィートハニーはどの子でしょうか?僕は4番が好みです。


ハチミツチップがいっぱい。
最初は1人15枚持っています。

ハチミツは人類が初めて使用した甘味料と言われているほど歴史が深いそうです。
このゲームにおいてもハチミツチップは大切で、ゲームはあらかじめ決定したラウンド数を終えた時点で、最もハチミツチップを稼げたプレイヤーが勝利します。

ゲームの流れ

最初に配られる蜂カードは5枚。
基本的には親から順番に蜂カードを伏せて出していきます。

最初は全員、配られたカードの中から1枚を手で隠しながら場に出します。

そして、全員で一緒に「Sweet Honey,Bee Mine!」とシャウトしながらカードを公開します。
ゲームを楽しむための儀式です。

ここで最も大きい数字を公開したプレイヤーが最初の親になります。
そして、ここで公開したカードはそのまま自分の手元に並べておきます。

この数字の大きさはカード枚数を表しており、大きい数字の蜂カードほど重複しやすくなります。

勘のいい方ならお分かりでしょう。
受け取ったカードが重複すると、そのラウンドから脱落してしまうのです。


ハァハァ…敗北者…?

この子達は腹の模様からしスズメバチなので、2度刺されたら…
というイメージなんでしょう。恐ろしい話です。

なので最初に9などの大きな数字を公開したプレイヤーは、親を取れますが手元のカードが重複する可能性も高くなるというわけです。



さて、親のプレイヤーは任意の蜂カードを1枚伏せ、1〜3枚のハチミツチップを乗せて左隣のプレイヤーに渡します。
その後カードを出した左隣のプレイヤーは、そのカードを受け取るか、受け取らないかを決めます。


受け取ることにした場合

カードを公開します。
自分の手元に公開してある蜂カードと重複していないかを確認します。
重複していなかった場合はその時乗っていたハチミツチップを獲得し、自分が新たなスタートプレイヤーとなります。

しかし重複していた場合は…

ラウンドから脱落します。そして、重複した蜂の数字分だけ、ハチミツチップを場の中央に支払います。
※このダメージは相当なものです。
そしてこの時カードの上に乗せられていたハチミツチップは、このカードを送り込んだ親が獲得します。


受け取らないことにした場合。

受け取らないことにした場合、そのチキンな選択に対する代償としてハチミツチップを支払うことになります。
最初に親プレイヤーが乗せた枚数と同じ数だけハチミツチップを乗せ、さらに次の左隣のプレイヤーへとカードを渡します。

このまま全員がチップを払い、親まで順番が回ってきた場合は、親がそのカードを表向きにし、獲得します。

あんまり自分がもらっても困るものは回しにくいですね。

ラウンドの終了時

ラウンドの終了条件が満たされたらラウンドの終了となります。

♢1プレイヤーを除く全てが脱落した時
最後に残っていたプレイヤーが中央のハチミツチップを獲得します。
♢1プレイヤーの捕獲した蜂の数字の合計が35に達した時
35に到達したプレイヤーが中央のハチミツチップを獲得します。
♢1プレイヤーの捕獲した小さな数字(1から5)の蜂カードが3枚になった時
小さな数字の蜂カードを3枚集めたプレイヤーが中央のハチミツチップを獲得します。


これを3ラウンド(推奨)繰り返し、最もハチミツチップを持っていたプレイヤーが勝利します。



綺麗な花には棘がある?皆さんは「刺されたっていい」と思えるほどのスウィートハニーに出会えたでしょうか?


ゲームの目的はハチミツチップを集めること。

しかし何でもかんでも回っているカードを受け取っていると、蜂に二度刺されてお陀仏となってしまいます。
相手がなんのカードを押し付けようとしているのか?
回す時にチップを何枚置くか?
駆け引きが非常にアツいブラフゲームです。

どうしようもない時はどうしようもないんですが、それも笑って楽しめるような仲間とプレイすることによって、このゲームも更に輝くでしょう。


システム的にそこまで特別な点はないのですが、個人的には可愛らしいイラストも相まってかなりお気に入りのゲームです。

イラストがいいというのは、重要ですね。

ノーチラス

海底は



素晴らしい



水の泡になって消えたっていい



波の下の青い世界で暮らそう



ステキな世界だ海の底




僕は昔、放課後が退屈な小学生でした。

とりわけ仲の良かった友達が、小学校の近くにある児童館で親が迎えにくるのを待つ(僕もたまに迎えに来てもらえましたが…)といった帰宅方法だった為、一緒に下校することができなかったんですね。

そのため僕は、帰路の途中にある図書館で本を読み、数冊の本を借りて帰るのが日課になっていた時期があったのです。

他の読書好きの子に比べると大した量を読んだわけではないのですが、ファンタジー系の児童文学が好きで、どっぷりと特定の本の世界にはまり込んでいました。


そのうちのお気に入りの1冊が、海底二万里です。

ある時、船舶に大穴を開けられる怪事件が続発していました。
原因は巨大な海洋生物だと仮説を立てた主人公アロナックス博士は調査の為、助手達と共に軍艦に乗り込んだのです。
しかしその謎の怪物の攻撃により博士や助手は海に投げ出されてしまい…

というのがあらすじです。
この後、彼らはノーチラス号という潜水艦に乗っていたネモ船長に出会い、世界中の海を旅することになるのですが…

深海という未知の世界について(それが例えフィクションだったとしても)丁寧に記述されていて、ページをめくるたびに心を躍らせました。

少し長くはありますが、一読の価値はある小説です。

海底二万海里 (福音館古典童話シリーズ)

海底二万海里 (福音館古典童話シリーズ)

図書館にもまず置いてあるでしょう。名作です。


あれから10数年経った今、僕は新たな趣味を発見しました。
1人で楽しむ読書もいいですが、みんなでワイワイ楽しむボードゲームもいいものですね。

僕は海が好きなのですが、海水が肌に沁みて痛いので海水浴はできません。
なので海を感じさせてくれるこのゲームはテーマ的にどストライクなワケです。

ゲームのテーマを理解し、世界観に浸る。これがボードゲームの僕流の楽しみ方です。



なかなか難易度の高いゲームですが、最近のお気に入りのゲームで、楽しくプレイしています。


海底探険のロマンに心躍らせたあの時を思い出しながら…



ノーチラス 基本情報

プレイ人数 : 2〜4人
対象年齢 : 12歳以上
プレイ時間 : 100分


どんなゲーム?

あまりに前置きが長くなってしまいましたが、それだけテーマ的にささるものがあったんだなということは理解していただけたんじゃないかと思います。
というか男の子なんてみんな大冒険や宇宙なんかに憧れてたでしょ!
僕なんかは箱絵を見た瞬間からウッキウキでしたよ。

箱絵にはでかでかとノーチラス号が描かれており、「これからお前らは潜水艦に乗るんだ。準備はいいか?」感が伝わってきます。

ちなみに原作のノーチラス号は他の船とドンパチやってた潜水艦ですが、このゲームに置いてはお宝探しの為といった平和な目的のために使用されます。
ウォーゲームじゃなくてホッとしますね。

ノーチラスは手元のお金をやりくりして海底都市を建設しながら、海底のお宝をサルベージせよ!というゲームです。

ゲームの準備


ボード全景…は無理でした。
あまりに大きい。
よく見ると小さなマスみたいなものが書かれています。ここを潜水艦が進んでいって、この光っているところに落ちている宝物を回収するわけです。


まず最初に初期資金とコマを受け取ります。

・初期資金(お金の単位はネモ。プレイ人数によってもらえるお金は違いますが、最初だけ結構貰えます。)
・調査隊 15人※あまりに小さく扱いづらい。ピンセットがほしいくらい
・潜水艦 3艘
・ステーションマーカー 20枚



ネモ船長が乗っていたノーチラス号の「ノーチラス」にはオウムガイという意味があるらしいです。このコマはどう見てもプレコのようだが…


そしてチャートシート1枚を受け取ります。
自分の潜水艦の性能とかを表すシートだと思ってください。


更に特殊任務タイルをランダムで1枚受け取ります。
ここに書かれているものを沢山集める事ができれば、終了時にいい得点になります。


1ラウンドは3つのフェイズからなります。
スタートプレイヤーがフェイズ1を行い、次のプレイヤーも順にフェイズ1を行います。全てのプレイヤーがフェイズ1を終えたら、フェイズ2に進むという進行になります。

1ラウンド終えたら前のスタートプレイヤーの左隣が新たなスタートプレイヤーとなり、次のラウンドにうつります。

フェイズ1 海底都市の建設

このフェイズでは居住用、もしくは調査用のステーションを建設します。
海底都市、聞いただけでワクワクしますね。
海中公園の中で生活できるってことですもんね。


a)ステーションの購入

各プレイヤーはラウンドに1つだけステーションを購入できます。
値段は調査ステーションなら1ネモ。
居住用ステーションならタダで貰えます。
ただし、居住用スペースを購入した時はその上に調査隊を配置しなければなりません。
これも1人につき1ネモかかります。

なお、居住用ステーションに置ける調査隊の数には上限があります。
プレイ人数によって異なるので要確認です。

なお、ここで獲得したステーションを次で確実に配置しなければいけないということではありません。
温存も一応可能です。

b)ステーションの建設

手番になったプレイヤーは自分のステーションを1つとってゲームボードに建設します。

この時、そのステーションの通路が少なくとも1つベースステーション、またはその他のステーションにある同じ色の通路と繋がるように配置しなければいけません。

「まぁ、通路の色って言っても2色しかないし、繋がらないなんてことはあんまりないでしょ」

「ステーションは1度に2個置いたっていいけど、2個目以降は1個目に置いたものと隣接してなきゃだめよ。」

そして、調査ステーションを置いた時は自分のステーションだとわかるように、ステーションマーカーを1枚置いておきます。

「居住用にはいらんのね。」

また、当然ですがステーションの建設にもお金がかかります。
かかるお金は建設する場所の深さによって変化します。

「海溝にステーションを建設するには、そうとうのお金が入りそうだな。」

「浅い場所から順に1、2、3、4ネモかかるよ。」

※注意!ステーションを1度に2個以上建設する場合、建設費用は1回支払えばOK!

「はぁ?随分お得に聞こえるな」

「ただ建設エリアが地形をまたぐ場合には、高い方の建設費用を払わなあかんことには注意しな。」



フェイズ2 調査隊の使用


居住ステーション内にいる調査隊はそれだけではなーんの役にも立ちません。調査隊は居住用ステーションからゲームに登場し、調査ステーションへと進めていかなくてはなりません。

「なるほど、居住用ステーションの建設をして、そいつらを調査ステーションまで移動させることになるわけだな。」

「そう、住む場所がないと調査できないってことよ。」

手番になったら3移動力を最大2つの調査隊コマに割り振って移動させることができます。
1つを3回移動させたっていいですし、足並みを揃えて移動させてもかまいません。
また、無理に3移動力を使わずにその場に留まることもできます。

「ステーションの中には、効果によって移動力を上げたりするものもあるから、要チェックですよ。」

「別に通行料的なものはないようだな。誰のステーションだろうが通り放題だ。」

「それはそうなんだけど、他人のステーションで移動を終えた場合は…」


調査ステーションの稼働

自分の調査隊がいないところに調査隊を派遣すると、対応するステーションを稼働させます。
チャートシートの対応する場所に置いてあるチップを1つ横にズラして下さい。2回以上稼働させると勝利点ももらえるし、能力も向上するのだ。

因みに他人の建設した調査ステーションを稼働させて自分のチャートを上げた場合、相手に使用料として1ネモ支払わなければいけません。

「お金ないっちゅうとるのに」

「毎度!人が稼働させたいステーションのオーナーになるのも1つのカギよね。」

基本的にこのチャートを上げていけば自分の潜水艦の機能が上がったり、調査隊の移動力が上がったりするのでいいことばかりです。


訓練ステーション

これを稼働させると、自分の調査隊の移動力が上がります。
最初は3歩しか進めませんが、これを特化させると5歩まで移動できるようになります。


技術ステーション

潜水艦の移動力を上げることができます。
潜水艦は最初4マスまでの移動。これを特化させると6マスの移動が可能になります。


音波ステーション

潜水艦からより遠くの位置にある宝物の種類を見ることができるようになります。


実験ステーション

海の発見物のうち貝をめくった時に、他の発見物の内容をオマケで見ることができます。
このゲーム、狙った宝を探していくゲームなので宝の内容はめちゃくちゃ知りたいのです。


分析ステーション

海の発見物のうち、宝箱を発見した時の価値が高まります。
臨時収入が増えるので嬉しいです。


「おいおい、潜水艦だの宝だのついていけないぞ。」

「言ってしまえば、ここまでは前座。ステーション建設は潜水艦でのお宝探しをする為の準備だよ。」


潜水艦の使用


「いよいよ海底に出ていくわけだね」

「思ったよりゴリゴリお金が削れるし、定期収入はないし…シンドいわ」

潜水艦を使用できるようになるには条件があります。

・1つの調査ステーションに少なくとも2つ自分の調査隊がいること
・上記の条件に加えて、その調査ステーションから少なくとも1つの青い通路があいている海のマスに繋がっていること。


「なるほど。海に繋がるんだなこの通路は。」

潜水艦を使用することにした場合は、そのステーションから調査隊を1人取り除き、自分の潜水艦をその青い通路が接している海マスに置きます。乗り込むイメージですね。

「なんかはみ出てない?」

「きのせい、きのせいよ」


音波調査

潜水艦を使用したプレイヤーは音波を使って離れたところにある海の発見物の内容を見ることができます。1ネモかかります。
最初は潜水艦から4マス分までの所にあるものしか見ることはできませんが、音波ステーションを稼働させることによって音波の範囲を広げることができます。
例外として、海溝(1番深い所)の内容を見たいときは、潜水艦も海溝にいなくてはなりません。


潜水艦の移動

手番になったら潜水艦を1つずつ移動させることができます。
通常は4マス分までですが、技術ステーションを稼働させていれば移動力が上がります。

移動にはあまり制限はありませんが、他の潜水艦やステーションがあるマスで行動を終えることはできません。


海溝についてのルール

海溝はとりわけ条件の厳しい海域です。
5つの異なる調査ステーションを稼働させた後、初めて海溝のマスへ進むことができるようになります。
誰か1人が海溝へ進むことができたら、この制限は無くなります。
また、ステーションが海溝まで伸びた場合も海溝へ潜水艦を進めることができます。


海の発見物の回収

潜水艦を海の発見物があるマスまで移動させたら、その発見物を回収します(強制)。

加速チップ、もしくは宝箱だったら無料で回収できます。それ以外なら基本1ネモ。海底のチップは2ネモの回収費用がかかります。


加速チップ
任意の潜水艦を3マスまで移動させる。さらに発見物を回収することもできる。

宝箱
このゲームでは貴重な臨時収入が入る。
分析ステーションを稼働させていれば報酬はより高くなる。

巻貝、二枚貝
これらをめくった時に実験ステーションが稼働していれば、ボード上の任意の発見物の中身を見ることができます。

アトランティスの遺跡
回収したアトランティスの発見物は、ボード上の同じ数字が書かれている場所に置きます。
この時回収したプレイヤーのステーションマーカーを隣に置いておきます。
さらに自分の調査隊をステーション2つ分まで移動させることができます。

ラウンドの終了

全てのプレイヤーが潜水艦の移動まで終えたら、スタートプレイヤーマーカーが左隣のプレイヤーに移ります。次のラウンドをフェイズ1から始めます。

ゲームの終了

①全てのアトランティスチップが回収された時。
②どのプレイヤーもステーションの購入と建設、海の発見物を回収しなかった時。

この時はそのラウンドを最後まで行い、ゲームが終了します。
また、13、14、15のアトランティスチップが回収された時も、現在のラウンド+1のラウンドを行い、ゲームが終了します。

得点計算

最も多くのアトランティスチップを回収したプレイヤーから、ゲーム最初に定められていたアトランティスの得点を獲得します。

これに海の発見物ごとのポイントを加えたものに、調査ステーションをどれだけ稼働させたか(チャートシートに置いてあるチップの得点)を掛け合わせ、最後にお金1ネモにつき1ポイントを足します。

当然合計値の高い方が勝利します。


「最後は掛け算か…。ステーションをどんどん稼働させて、最後に一気に差をつけたい所だな。」


「お金はカツカツなんだけど、得点を伸ばすためには勇気を持って使っていかなければならないな。しかし毎ラウンド手に入るわけじゃないから苦しい。」

「海の底の息苦しさって感じだね。」

海洋冒険浪漫を体感せよ!1つ上の「海底探険」はいかが?


海をテーマにしたボードゲームはそこそこの数あるわけですが、ここまでロマンあふれるゲームはそんなにないでしょう。
システムとしてはレトロな感じ(かなりお金関係がシビアで苦しい)がしますが、勝ち負けは二の次にして海底探険を楽しんでみるのもいいんじゃないかと思います。

僕のテーマに対する愛はこの記事の分量からも明らかだと思います。若干色眼鏡で見ているかもしれませんが、これは面白いですよ〜
随分前にテキトーに書いたカタンの加筆を早くせよ!


クローズド会でのプレイが多い僕ですが、このゲームに関しては色んな人とやってみたいので、持ち込みは増えるかもしれません。

ブルームサービス


おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。

魔女宅のキャッチコピーとして有名ですよね。
親元を離れたキキの気持ち、今ならよーくわかります。

魔女宅はノスタルジックな雰囲気がたまらない映画で、今でも無性に観たくなる名作中の名作だと思います。
個人的1位は「ぽんぽこ」ですが

魔女宅は兄弟揃って大好きだったのですが…
好きなキャラクターは僕がおソノさん派、弟はウルスラ派と意見が分かれていました。

好きな挿入歌も、僕が「海の見える街」、弟が「ルージュの伝言」なので微妙に噛み合っていませんが、兄弟揃って好きだったのを思い出します。
海の見える街 - YouTube

さて…
劇中では魔女のたまごであるキキがその飛行能力を活かして配達のお手伝いをするシーンがありますよね?

今回はそんな魔女宅のワンシーンを彷彿とさせるゲームをご紹介しますよ〜
(思い出話では終わりません!)

ブルームサービス 基本情報

プレイ人数 : 2〜5人(多めの方が楽しめますよ〜)
対象年齢 : 10歳以上(小さい子は飽きちゃうかも…)
プレイ時間 : 45〜75分


パッケージはちょっと前にも乗せていますが…


うーん…
まぁ、少なくとも13の少女には見えないですね。ガッカリ。

キキはバイトですが、こちらはこの配達業を生業にしているんでしょう。
イラストをよく見ると薬品にパラシュートみたいな布をつけて落とすことで配達しているようですね。このサイズのパラシュートでは全く意味がないと思うが…

「草原にぶち込んどくし拾っといてや!」という再配達拒否の姿勢が男らしくていい感じです。

どんなゲーム?


プレイヤーは魔女、ドルイド、採集民となり、ポーションを生成、それを王国各地に届ける仕事をしています。

各プレイヤーは全員が同じ組み合わせのカードを持っており、その中から何枚かを選択してアクションします。

まずはプレイヤーボード。
いくつかのエリアに分かれた王国が描かれています。

そして以下のものを受け取ります。


プレイヤーカラーに応じた役職カード
全員同じ内容のカードです。


プレイヤーカラーに応じたコマ
ボード上のが描かれた2箇所のエリアのどちらかに配置します。


勝利点マーカー
これは外周の勝利点表10点のマスに配置しましょう。この写真は明らかにいらんかった。


オレンジポーションコマ各1色を1つずつ。そして魔法の杖タイル
魔法の杖タイルは、先手番の人と、その右隣のプレイヤーが1つ。それ以外のプレイヤーが2つ最初に貰えます。
もうこのポーションが可愛らしいですよね。「魔法にかかったみたい」も面白いんですが、オオカミの血やら蛇の毒やら…物騒な名前が付いててコマに愛着が持てなかった。

「おいおい、スタートプレイヤーの右隣って…最後のプレイヤーじゃないか。後手番なのに魔法の杖が1本しか貰えないのはひどいぞ。」

「いやぁ、このゲームは最後のプレイヤーが圧倒的に有利なんだよ。」


次はこの暗雲タイルを裏向きのままよーく混ぜて、ボード上の雲の形をした場所にランダムに配置していきます。

何枚か余りますが、それはもうこのゲームでは使用しません。


そしてイベントカード。

10枚ありますがそのうち3枚をゲームから取り除きます。最後までどんなイベントが来るかわかりません。
勘のいい方はお分かりになると思いますが、イベントは各ラウンドに1枚オープンされる為、このゲームは全7ラウンドで終了します。


プレイ人数が5人に満たない場合、満たない数だけ魔法にかかった役職を決定します。
先ほどの役職カードからランダムに選択します。
すごーく簡単に言うと、この選択されたカードをラウンド中使うと勝利点を3失います。

「ひでぇな。そんなん誰も使わんやろ。」

「まだ説明してないけど、このゲームはバッティングゲームなのよ。かぶってこそ面白いから、少人数プレイの場合はこうやって使えるカードを制限しているのよ。」


さて、ラウンドが開始します。
配られているカードの中から、今回使いたい役職カードを4枚選択し、秘密裏に持ちます。
残ったカードはそのラウンドでは使用しません。

まず最初は対決フェイズ。
選んだカードをプレイしていくのですが…


カードには、効果が強い「勇敢な行動」と、「臆病な行動」が書かれており、プレイヤー自身がそのどちらを発動するかを選択することができます。

「俺がスタートプレイヤーだな。そんなの強い方を使うに決まってるじゃないか…俺は勇敢な薬草採集民。緑の薬を2つと、魔法の杖を1つ作ってやるよ

「そううまくいくかな?」


勇敢な行動を選択したプレイヤーの効果は保留されます。
そして次のプレイヤーがカードをプレイするのですが…

「いいえ、私こそが勇敢な薬草採集民!」

2枚目の勇敢な行動です。重要なのは、勇敢な行動を取ることができるのは各フェイズ1人までということ。

「げぇっ!何にも貰えないのか?先に出したのに!」

そういうこと。勇敢な行動は他のプレイヤーが効果を盗むことができるので、ハイリスクハイリターンなのです。


じゃあ臆病は?これは簡単、勇敢のように保留はされず、即座に効果を得ることができるのです。
自分の後ろ手番の人が自分の選択したカードを持っていそうだったら、臆病を選択しておけばいいのです。何にも貰えないよりかはマシですよね。

ちなみに温存はできません。自分が持っているカードを親が出したら、必ず出さなければいけませんよ。



ちなみにカードの種類ですが、主に3種類あります。

採集民

ポーションを獲得できる、超重要キャラ。こいつらでポーションを獲得しないと、配達もクソもありません。
とにかく被るので、スタートプレイヤーは臆病な行動をとるしかないかも…?



魔女

基本的に、特定の地形に隣接している時、そこに移動してポーションを配達することができます。
屋根の色と同じ色のポーションを届けましょう!
四角い屋根の建物には何度でも丸い屋根の建物には一度だけ配達することができます。非常に紛らわしいのでよく見てプレイしましょう。
配達したら建物の横に書かれている勝利点、さらに魔法の杖が描かれていればそれを獲得できます。

ちなみに魔女のカードイラストにはパッケージに描かれている微妙なキキはいない


ドルイド

こいつらは魔女のような素早い配達を得意としませんが、魔女よりも丁寧な配達が顧客に気に入られているようです。まぁ、荷物にパラシュートをつけて投げてますからね、魔女。このご時世、配送業としては失格でしょう。
配達する塔が隣接しているエリアに既にいないと配達ができませんが、そのかわり余分に3勝利点獲得することができます。


妖精

ボード上に暗雲が立ち込めている場所があります。このエリアにコマを進めることはできないのですが、この妖精を使ったアクションでボード上の雲を取り除くことができます。
ついでに雲を除去したプレイヤーは勝利点が貰えます。

暗雲立ち込めるエリアに高得点の塔が建設されていたり、雲をたくさん集めるとゲーム終了時にバカにならない得点になったりと、無視はしにくいですね。

雲に描かれている星の中の数字と同じ数だけ魔法の杖を支払い、雲を除去しましょう。





「なるほど、ポーションを獲得する→配達するの流れをベースに、雲を除去していく感じか。」

「アクションカードの選択によるバッティングがメインだけど、ラウンド毎にオープンされているイベントカードも、ゲームを一味も二味も面白くしているんだよ〜」


以下は1部イベントカード



違法醸造

臆病な行動を選択した時、任意のリソースを獲得してもよい。

最高傑作!

各プレイヤーは4種類のリソースを1つずつ支払うことによって、9勝利点を獲得することができる。

増やす?減らす?

ラウンドで使用する手札を上げ下げすることができる。しかも下げると大きな勝利点を得られる。


「これで決まった!と4枚選んでも途中であのカードにしておけばよかったってことが何度もあるよ。」


「最後から2番目だと、臆病にするか勇敢にするか、無茶苦茶悩むよね。結局臆病にして、相手がそのカードを持ってなかったら損した!!ってなるし。」


ポーションを集めて配達!4枚のプロットが腕の見せ所。

いかに相手と被らないようにするか!とはいえポーションが欲しい、配達したいのはみんな同じ!
どこで相手を出しぬき勇敢な行動を決めるか!これが鍵になります。

魔法にかかったみたい
という有名なゲームのボードゲーム版、ということになると思いますが。
入手のしやすさ、言語依存の有無、値段などなど…
あらゆる面においてこちらの方がいいと個人的には思いますね。魔法にかかったみたいの方が好きだ。という方も当然いらっしゃると思います。あくまで個人の意見です。

今でも非常にお手頃な価格で手に入りますし、超オススメのボードゲームとなっています。
できれば4、5人くらいでワイワイ楽しめたら最高ですね!

京のボードゲーム会に参加しました。

皆さん、こんにちは。カワズです。


本日は京都で定期的に開催されている、京のボードゲームに参加してきました。

普段開催されている場所は下京区のひと・まち交流館です。
様々な分野のボランティア活動やNPO活動を推進、支援する拠点として利用されている施設です。

駅からのアクセスはぼちぼちですが、バス停は目の前にあります。


京のボードゲーム会は私も何度か参加させていただいているのですが…
大人から子供まで様々な世代の人達が一緒にゲームをできる定例会
中学生以上の人達が集まって中量級以上のゲームを楽しむ中学生以上限定ゲーム会
と2種類の遊び方を楽しむことができます。

主催者の方々が多数のゲームを用意してくれているので、手ぶらで参加してもOKという親切さ🙆‍♀️


定番のゲームから、そこらへんではなかなか遊べない古典的なゲーム、同人ゲームなど幅広いゲームから好きなものを選択して遊べます。

次回の定例会は7/6(土)だそうです。
興味がある方&関西在住の方は参加してみるのもいいんじゃないかと思います。

以上、カワズのボードゲーム会レポートでした。
次回も参加する予定ですので、遊びに行こうかな?と考えている人は是非一緒にプレイしましょう!

サメ警報!!!

アメリ東海岸の小さな港町、アミティ。

この平和な港町に無残な死体が打ち上げられた。

警察署長ブロディは、死因をサメの襲撃によるものだと断定し海岸の閉鎖を求めるが…


ティーブンスピルバーグ監督の押しも押されもせぬ傑作、『ジョーズ』のあらすじです。

ジョーズ (字幕版)

ジョーズ (字幕版)


冒頭の女性が夜の海に消えるシーン、沈められた船で死んでいる漁師が見つかるシーン、終盤に漁師が咀嚼されるシーンなど、トラウマになりそうな場面がてんこ盛り(小さい頃に見たのでよく覚えています…。)の映画ですよね。

あまつさえビート板(?)のようなものでサーフィンの真似事をしていたら海で溺れてしまったという経験もあるので、完全に海がトラウマになってしまっているカワズです。
この映画は怖いですが、ディープブルーなんかは好きなサメ映画の1つですし、今でもたまーに観たりします。

ディープブルーはかなり面白いサメ映画です。サメでもヘリを落とせるということを証明しました。


皆さんはどんな好きなサメ映画が好きですか?(家の中にいたり核エネルギーを持っていたり、挙げ句の果てには竜巻に乗って襲いかかって来たりと、最近のサメ映画はぶっ飛んでいてある意味面白いですよね)

今回はそんなサメをテーマにした、軽くて面白いゲームを取り上げたいと思います。イルカもいるよ🐬

サメ警報 基本情報

プレイ人数 : 2〜5人
対象年齢 : 8歳以上
プレイ時間 : 10〜15分

どんなゲーム?

サメカード、イルカカードだけを使ったシンプルなブラフゲームです。


勝利条件は以下の通り。

・表向きのイルカカードを自分の前に7枚集める。
・他のどのプレイヤーよりも3枚以上多く表向きのサメカードを自分の前に集める(サメ警報!)
・上記のサメ警報!が発令された時に自分の前にあるカードが1枚も表向きでない場合、チャレンジすることができる。このチャレンジで5枚のイルカカードを連続して表向きにする。

表向きとはなんぞや、となると思いますが…


使用するカード。本当にサメ🦈とイルカ🐬しかありません。
絵柄はそれぞれ違っていてオシャレです。


とりあえずこのカードをよく混ぜてから、各プレイヤーに3枚ずつ配ります。
残りは山札になります。


スタートプレイヤーから、カードをプレイしますが、最初の1巡は全員裏向きに自分の前に伏せて置いておきます。(減った手札は補充してください。)

2巡目からはプレイヤーは以下の3つのアクションのうち1つを選んで行います。


①手札からカードを出す。
手札から自分の前にカードを伏せた状態で置きます。その後手札が3枚になるようにカードを補充し直します。
ここで一度伏せたカードは表向きにするアクションをするまで確認できない。
覚えておく必要があります。



②自分の前にある裏向きのカードを1枚表にする。
これは簡単です。自分の前に並べてある裏向きのカードを1枚表にします。
このゲームは自分の前にサメかイルカを沢山並べたら勝ちというゲームなので重要なアクションになってきます。

③他のプレイヤーの前にある裏向きのカードを1枚表にする。
自分の前にサメカードが1枚でも表向きにあれば、他のプレイヤーの前に伏せてあるカードを1枚表向きにできます。

「これをやるメリットは?」

「②のアクション、つまり自分のはただ表向きにするだけなんだけど、③のアクションは処理が少し特殊なんだよね。」

③のアクションで表にしたカードがサメ🦈だった場合
サメカードを取って自分の前に表向きのまま置きます。そしてカードを1枚山札から引き、裏向きのまま相手の前に置きます。

「勝利条件の1つであるサメを奪って、なんだかよくわからないカードを相手にあげるってことね」

「一応、山札が切れていた場合だけ相手の手札から1枚選んで伏せるという例外があるけど、基本的には山札から謎のカードが追加されるということだね。イルカなのか、サメなのか。」

③のアクションで表にしたカードがイルカ🐬だった場合

表向きにしたイルカカードを自分が獲得し、代わりに自分の前に表向きになっているサメカードを1枚、相手プレイヤーの前におきます。

「あれ、サメを相手に渡してしまうのか…。」

「イルカを7枚集めたら問答無用で勝ちだから嬉しいんだけど、サメ警報が発令される可能性が高まるのは悩ましいよね〜。」


こうやって各プレイヤーがアクションを順番に行なっていきます。
一度表向きにされたカードが裏向きになることは2度とないので、そのうちイルカを7枚表向きにしたい人サメを沢山集めてサメ警報を発令したい人がわかるようになってくるわけです。

イルカを集めたい人は自分の前にイルカを置いて、表向きにして…とやりたいところですが、サメを表向けている人に攻撃されたらせっかく伏せたカードを奪われてしまう。といったこともあります。

勝利条件の3つ目にある通り、サメ警報の後に5連続イルカをめくることができれば警報を無視して勝利できますが、これを成功させることができたらさぞ気持ちいいことでしょう。
表向きのカードが1枚でもあったらチャレンジ自体できないので、成功させるのは至難の技ですが…

アイツの海域に飛び出ている背びれはサメかイルカか。

相手が集めているのはサメか、イルカか。伏せるカードの種類はその2択しかないのに、非常に悩ましいゲームです。

個人的には絵柄の可愛さもポイントですが、箱が小さいので(ごきぶりポーカーとかと同じようなサイズです。)場所を取らないこともGOODだと思います。

サメ映画好きな方、いかかでしょうか?(笑)

ドラゴンのたからもの

おもちゃをたからものにしているドラゴンが住む洞窟に忍び込んだ君達。
たからものを沢山集めて、ライバルに差をつけろ!

皆様、お久しぶりです。
最近仕事と私生活で結構忙しく、更新ができない日々が続いていました。

私生活では三連休をとって岐阜旅行に行ってきました。

下呂温泉の坂道。有馬っぽいですね。

久しぶりに長距離&山道の運転だったのでだいぶ疲弊しましたが…
楽しめました。

スキマ時間にきちんとボードゲームもプレイしましたよ(笑)


どきどきクレイジープレーン

これは本当に最高ですね。作った人は凄すぎます。
個人的には最強クラスのパーティゲーム、盛り上がらなかったことがないです。

タケノコ

うちの弟お気に入りのゲーム。彼がパンダを好んでいるのもありますし、単純にグングンと竹が伸びていくのが映えます。


さて…
久しぶりの記事なのですが、まだ忙しい日々から抜けきれていないので…

今回も簡単なゲームをご紹介したいと思います。(重ゲーの記事は文字を打つのが疲れてしまうので…)


ドラゴンのたからもの 基本情報

プレイ人数 : 2〜5人
対象年齢 : 6歳以上
プレイ時間 : 15分(僕自身の記憶力が金魚レベルな為、僕と記憶力のない人が戦うと泥仕合になりそうな気はします。)

どんなゲーム?

身も蓋もないですが、神経衰弱です。

とはいえタイルの柄によってめくらなければいけない枚数が違ったりする変則的な神経衰弱ですので、トランプの無機質な模様で行う神経衰弱にそそられない人や、おもちゃやドラゴンが好きなお子さんにはもってこいです。

僕は子供が強いゲーム(反射神経、記憶)にめっぽう弱い為あまりプレイしないのですが、これは結構気軽にできるのでおススメです。


まずはタイルを全部裏返しに並べます。

7×7の正方形に並べました。もっともこんなに隙間なく並べてしまうとめくるのが大変なので、ある程度離して置いた方が吉です。


スタートプレイヤーから右回りでどんどんタイルをめくっていくのですが、絵柄によって処理が異なります。


クルマ、人形、ボール

同じ絵を2枚めくることができたら獲得条件を満たします。
2枚連続でめくる必要はなく、後述のバーストタイルをめくるまでに2枚セット揃えばOKです。

燭台

同じ絵を3枚めくることができたら獲得条件を満たします。

宝箱

同じ絵を4枚めくることができたら獲得条件を満たします。結構大変です。

ダイヤモンド

自分の手番でめくっていたタイルがダイヤモンドだけだった場合、それらのタイルを全て獲得できます。もちろん、1枚目にめくったタイルがダイヤモンドで、その1枚を獲得することにしても構いません。
※しかし例にはダイヤモンド以外をめくった時でもダイヤモンドは獲得できるように記載してある。無条件に獲得できるカードとしてプレイしてもいいかもしれない。

ドラゴン

なんだか憎めない顔をしているドラゴン。特殊なバーストタイルです。
めくったタイルがドラゴンだけだった場合、その全てを獲得できます。
ただし、ドラゴンを2枚目以降に始めてめくってしまった場合はバーストです。ドラゴンタイルを獲得するなら最初からドラゴンをめくり続ける必要があります。

クモ

単なるバーストタイルです。
このカードがめくられたら手番が強制終了します。今までめくって揃っていたカードも裏向きにしてもとに戻します。
そしてクモのカードは空いている別のスペースに戻しても構いません。
バーストタイルがひょこひょこと移動するのです。


こうしてタイルを獲得していき、残りタイルがクモ3枚になってしまったらゲーム終了です。


そして誰が1番多くドラゴンカードを獲得したか確認し、1番多くドラゴンを持っていたプレイヤーはクモ×3を獲得します。

ドラゴンの保有数トップが2人以上いた場合はクモのボーナスは無しです。


当然、1番タイルを持っているプレイヤーが勝ちです。


基本的にクモ🕷かドラゴン🐉のタイルを引くまで、めくり続けることができる神経衰弱というわけです。

簡易ルール

さらに簡単なルールが用意されています。

【変更点】

ドラゴン、ダイヤモンドを1枚目でめくったらそのタイルを獲得し、次のプレイヤーの手番になります。連続でめくることはできません。

2枚目以降にダイヤモンドタイルを引いたら、それのみを獲得し、あとのタイルは裏向きに戻します。

めくっていって獲得条件を満たしたら、そのセットだけを獲得し、あとのタイルは裏向きに戻します。

小さな子でも戦える。むしろ子供が強い記憶ゲーム

魔法のラビリンスのような記憶ゲーム、おばけキャッチやドブルのような反射神経系のゲームは子供がとにかく強く、全く歯が立ちません。

でも子供に花を持たせるといった意味では最適なゲームなのかなと思います。

「トランプでいいじゃん」とか言わないで!
タイルの質感、絵柄の可愛さはこのゲームにしかありません。



そのほかの子供向けゲーム↓

メビウスゲームズ おばけキャッチ 日本語版

メビウスゲームズ おばけキャッチ 日本語版

ドブル (Dobble) 日本語版 カードゲーム

ドブル (Dobble) 日本語版 カードゲーム

モンスターがすむ家 / Monster-Falle: Für 2-4 Spieler

モンスターがすむ家 / Monster-Falle: Für 2-4 Spieler

ファブフィブ

嘘をつかねば仏になれぬ

という言葉があるように、人間生きていればどんなに立派な人でも必ず嘘をつく機会があることでしょう。

真実を言ってしまうよりも嘘をついた方が、相手の心の傷を浅くできる「いい嘘」なるものも存在しますが…

今回ご紹介するゲームでつく嘘は相手を騙す嘘。
おなじみブラフゲームのファブフィブです。

ファブフィブ 日本語版

ファブフィブ 日本語版

新版のデザインはコミック調で非常に可愛らしいし、カードの質もよく、おまけに安い
それでいてすごく面白いのだからブラフゲーム好きならマストバイ、超優秀なカードゲームです。

ファブフィブ 基本情報

プレイ人数 : 3〜10人
対象年齢 : 10歳以上
プレイ時間 : 20〜30分

どんなゲーム?

最初に配られた3枚のカードを全員でぐるぐると回していき、最初に嘘を見破られたプレイヤー、もしくは正しいのに嘘と判断したプレイヤーがライフポイントを失います。
ライフポイントを全て失ったプレイヤーから脱落していき、最後まで残っていたプレイヤーが勝利します。



まずはライフゲージ。

裏表で合計12マス。
これが無くなるとゲームから脱落します。
負け抜けゲームです。(これが欠点といえば欠点。決着がネガティブなのです。)

この辺は現在流通しているファブフィブの方が親切です…(カードだけで表せる&オモテ面だけで12のライフを表せる。)


そしてカード。

0〜9までのカードがあります。

スタートプレイヤーはまず、山札の上から3枚を見ます。


こんな感じでした。
内容を確認したら数字を必ず降順になるように宣言します。
つまりその手札で作ることのできる最も大きな数字を宣言するわけです。


つまりこの場合なら、841が正直な宣言ということになります。

宣言をした後、左隣のプレイヤーにそのカードを伏せて渡します。

「正直な宣言?」

「そう、これはブラフゲームだからね。嘘をついたっていいんだよ。」

「なんで嘘をつかなきゃいけないの…?」

「それはねぇ…」


さて、カードを伏せられた左のプレイヤーですが…


ダウトするか、カードを受け取るかを選ぶことができます。

ダウトをした場合、成功、失敗によってどちらかのプレイヤーがその時のカード3枚に書かれているこのコインのようなマークの合計数だけ失点します。

3枚も書かれているのでこれだけで3失点。ライフは12しかないのでこれは痛い。

オープンして相手が嘘の数字を宣言していた場合はダウト成功✨。オープンして宣言した数字通りだった場合はダウト失敗💀です。

先ほどのカード群だと描かれているコインは合計3枚なので、3失点で済みますね。


このゲームのキモは、ダウトをしない場合。
カードを本当だと認めて受け取った時です。

まず受け取ったカードを確認し、任意の枚数手札を捨てることができます。
手札を捨てた場合は新たに山札からカードを3枚になるように補充します。
※手札交換をする場合、捨てるカードは裏向きのまま捨てます。

交換が終わったら、更に左隣のプレイヤーにカードを渡すのですが…


この時、前のプレイヤーが宣言した数字より必ず大きい数字を宣言しなければならない。


これにより宣言した数字がドンドンと膨れ上がっていき、嘘をつかざるを得ない状況まで追い込まれていきます。

9のカードなんてもっちゃいないのに900以上の数字を宣言して、受け取ってしまった相手を苦しめたりすることもできます。

このカードの受け渡しを誰かが失点するまで続け、失点した人からまた新たなカードを3枚引いて、最初と同様に「数字の宣言+左隣に渡す」を繰り返します。


ライフを失った人から脱落していき、最後の1人になった人が勝利します。


特殊ルール

非常に稀ですが、0が3枚揃う時があります。
この時プレイヤーは1000を宣言することができます。

1000を宣言したプレイヤーはなんと、任意のプレイヤーをライフの数に関係なくゲームから脱落させることができます。
あんまりだ!


これが奇跡の役、1000。ライフなんか関係ない、即死である。


滅多にあることではないので、揃えたプレイヤーには素直に拍手を送りましょう…(笑)

バリアントルール

このゲーム、公式ルールは負け抜けなので大人数でやる時は最初の方に脱落してしまったプレイヤーが暇になってしまう危険性があります。

ですので時間短縮も兼ねて以下のバリアントルールを適用するのも1つの手です。


ライフポイントを失ったプレイヤーが◯◯人になったらゲームを終了します。
その時点で最も多くライフポイントが残っているプレイヤーが勝利します。
同点なら勝利を分かち合います。

とはいえ1人だけバシバシとダメージを受け続け、複数人が無傷の場合もあります。
よいバリアントルールをご存知の方は是非教えていただきたいです。

名作ブラフゲーム。覚えやすいルールと抜群の面白さ。

ある程度の人数が集まってこそ真価を発揮するゲームと言えます。

たまに間違えて降順で宣言するルールを忘れ、一発で嘘を見抜かれてしまうということもありますが、そういったアクシデントがあるからこその面白さであると言えるかもしれません。

数あるブラフゲームの中でもかなり面白く、しかも安価なので非常に優秀です。

多くのボードゲームカフェでプレイできますし、所持している人も多いゲームなので、是非一度プレイしてみてください。

ニューゲームズオーダーはこのような可愛らしいイラストで面白いゲームを沢山販売しています。

ファブフィブ 日本語版

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コヨーテ 日本語版

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ナゲッツ 日本語版

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※近年ボードゲーム海賊版が通販で出回っていたという事例がありました。購入する際は販売元が信用できる所かどうかを一度確認することを強くお勧めします。どうしても不安な時は店頭で買うのが1番ですが、通販を利用する際は被害を受けないように慎重に購入するようにしましょう。